ノリノリ狂言生活

◎  2018年3月10日~狂言と日本舞踊~公演レポ 

気付いたらもう3月も終わりで、花も真っ盛り…。花見を楽しむ余裕すらなく、慌ただしい毎日が無常に過ぎて行きます(^_^;) 生活に時間的余裕がないのはマズいですね。
blogもぜーんぜん更新しておらず、大変申し訳ないです(*_*;3月の事は3月中に振り返っちゃいましょう!!



3月10日(土) 狂言と日本舞踊。
いつもご一緒させて頂いている西川流の西川真祐乃さん。前回は北浦和にある料亭二木屋さんでの催しでしたが、今回は上野公園の応挙館で。
今回は共通の演目「七つに成る子」を、舞比べ踊り比べしました。前から舞踊に「七つに成る子」があるのは知っていて、いつかやってみたいと思っていたので、それが実現できて嬉しかったです。



やはり舞踊は華やかですね。長唄とお囃子。そして曲線的な踊りが美しく、また女性の柔らかさが合わさってうっとりしちゃいます。歌詞は98%同じでした。もともと狂言にあったものを舞踊にしたそうですが、西川流ではほぼ上演しないとの事で、今回安易に僕が提案してしまったのですが、西川流の御家元からお許しを頂いての上演となりました。舞踊では、この曲は子どもに教える初歩的な動きの連続で構成されているそうです。
その後に狂言小舞「七つに成る子」を舞いました。「比べ」て観てもらうわけで、いつもよりとっても緊張しちゃいました(^_^;)自分から提案したのにw で、舞ってる最中、感情はどうしたらいいのだろう?と迷っちゃいました。何も考えずに舞う事も大事ですが、でも役者が何も考えずに行う動きを、お客さんは観ていて面白いのかな? きっと謡と舞とお客さんの相乗効果というか、この三者が何かを共有していないと面白くないのでは?などと、終わってからですが色んな事を考える良い機会になりました。答えは出てないけど、やっぱり舞ってて楽しい舞をしたいなー。



舞比べの後は、舞踊「猿舞」。これは男舞の一つ。女性が男性を演じるのは難しいと思いますが、俊敏な動きや勇ましさ、さらに殺陣も加わり力強い踊が印象的でした。西川流お家元の得意な演目だそうです。


続いて「土筆(つくづくし)」。天気も良いので遊山に出掛けた男二人。そこで「つくし」が生えていることに気付き、摘んでお土産にしようとします。男Aが「つくづくしの首、しおれてぐんなり」とヘンテコな歌を詠む事から事件が勃発します。男Bは、それを言うなら「我が恋は 松を時雨の染めかねて 真葛ヶ原に風さわぐなり」であって、「風さわぐんなり」とは可笑しいと大笑いします。気分を損ねた男Aは、場所を変えようと沢へ繰り出します。そこには「シャクヤクの花」が咲いており、これを見た男Bは「難波津に シャクヤクの花 冬籠り 今を春べと シャクヤクの花」と古歌を引用します。これを聞いた男Aは、それを言うなら「難波津に 咲くやこの花 冬籠り 今を春べと 咲くやこの花」と訂正をして大笑いし返します。二人とも「ぐんなり」「シャクヤクの花」と、お互いが間違えた事を罵り合い大笑いします。最後は相撲で決着をつけるのでした。人をののしるのが、客観的に見てこんなにも可笑しく愚かであることを、笑いをもって教えてくれます。
今回は相手役に、内弟子の上田君。いくら演技の上と言っても、弟子に笑われるのは気分が良くないです(笑)でもそこはリアルな感情がこみ上げてきたので良しとしましょう(笑) 春も待ち遠しい季節ならではの選曲でした。



開演前は曇り空が広がり、会場内もストーブを焚くほどでしたが、開演と同時に晴れ間が出て気温も上昇。良かったです。色んな角度から狂言を見なおす機会でしたし、楽しいイベントとなりました。また、知人のお客さんも多くお越しくださいまして嬉しかったです!
また是非会場でお会いしましょう~☆





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