ノリノリ狂言生活

◎  瞳の奥の輝きは一生忘れない。 



終わった。すべてが終わったんです…。
今年は様々な峠がありましたが、たぶん昨日が2016年最大の峠だったと思います。昨日のために今年があった感じです(笑)

昨日は、こども劇場いたばし主催の狂言公演で『寝音曲』と『靭猿』を上演させて頂きました。『靭猿』は娘と演じるのは2回目。でもその時は大名役であまり絡みもなかったので、今回のお話しを頂いたとき是非『靭猿』を娘としたいなと思い、今度は絡みの多い猿曳き役で共演させて頂きました。
小猿の役は期間限定で、小学生低学年までが限度でしょう。それ以上大きく成長するとオラウータンとチンパンジーになっちゃうから(笑)小学2年生の娘は背も大きいので、これがラストかもしれないね。なんて話ながら、本人も随分と楽しく演じていたようです。

ただこの1ヶ月、気が気じゃなかったんです(''Д'')
風邪を引かないか、体調を崩さないか!!?12月に入ってからはノロウィルスだ、インフルエンザが流行だというニュースを聞いてからは、もう心配で心配で心配で心配で心配で心配でした(*_*;
僕は出張続き。子供の様子も分からないまま奥さんに任せっきりでしたが、そのお陰で無事に舞台に立つことが出来ました。ちなみに奥さんは超健康志向の手料理です。本当に本当に感謝です。

舞台上でもそうですが、自分の心配よりも子供の心配。自分の成功より子供の成功が嬉しいですね。
舞台は演者もお客さんも一期一会。この機会を頂きました、こども劇場いたばしの皆さまには厚く御礼を申し上げます。
有難うございました。

全てに余裕がなく写真もほぼ撮れず。
でも思い出は記憶の中に。
面の奥に光るあの瞳は決して忘れない。

◎  35才になりました(^∇^)v 



先日、11/29に35才になりました(^∇^)
さて40才になる準備をしなきゃ~(笑)

あと5年。どんな5年にしようか?
40代はどんな10年にしようか?
50代にはどんな風になっていたい?

そんな逆算をしながら、1年1年を大事に、そして実りあるものにしていきたいです♪今後ともよろしくお願いいたします(о´∀`о)

大藏教義



◎  『木六駄』振り返り 



大藏教義 狂言 木六駄 吉左右会



『木六駄』。どうしても、弥五郎曾祖父、祖父、圭五郎大伯父、父、弥右衛門伯父、亡くなられた忠三郎大伯父の『木六駄』が頭から離れませんでした(((^_^;) 基本的に、ある程度の年齢が必要とされる演目だけあって、その柔らかさや自然体というのは35才を迎える僕にとってはほぼ無理な芸域になると思います。


特に雪の峠を牛を追って行く場面は、諸先生を見ていると柔らかい。無理ない。自然体。小さいけど大きい。型の裏付け。納得させる芸。僕はというと、優しくやろうすれば芸が小さくなる。小さくなると説得力がない。情景が浮かばない。でも強くやれば、苦境を描けない。内面を表現できない。逆境に強い太郎冠者が生まれ、怒りに任せてひょいひょい登ってしまいそう。小さくなるのは難しい。年月の違いですねw


それでも、このシーンは牛を見せるのが目的ではありませんでした。よく「牛を見せなければならない」などと言いますが、それは結果であって目的ではないはず。そこが見所だとしたら、この演目はとてもつまらない話になってしまう。それよりも、苦労して歩む道は誰だってあるでしょう。主からの命令で苦境に立たされた太郎冠者。ただでさえ一人で行くのも大変な道を牛12頭を連れて行く。しかも大雪。やり場のない怒り。似た境遇は誰もが経験したことあるはずです。そしてそれは牛も同じかも。


大藏教義 狂言 木六駄 吉左右会


だからこのシーンは、そういった立場に立たされた人間の苦労とかそういった事を全面に出したかった。そしてその境遇を共にしてくれる牛への同志としての情。そんなのが伝わればいいかなと。
でも結構若さで乗りきった感じがします。粗削りな部分もでちゃったかな。

茶屋でのやり取りは酒宴がベースですが、大事なのは酒を飲むことを決意した箇所。酒を飲むのはNGだときっぱり断ることも大事だけれど、茶屋に言われてハッと気付くところ。
これは、自分が苦労してきたことへの褒美でのあり、また酒を飲まないとお使いを果たせないという事への正統性、また大義名分を見つけた開き直り。茶屋での場面は、ここが一番大事と思って緻密に調子や間計算していました。みなさん結構笑ってくれましたね(^∇^)

酒宴では、どこで酔うか?というのが問題でした。僕なりの計算で「鶉舞」の最中だと思います。「みどもはちと酔うたところで肴をしょうほどに~」とありますが、そこそこ酔っている程度。で、舞っている最中にクルクル回るでしょ。あれで相当酔いが回るんじゃないかと(笑)気付いてくれたかな。
なんだか分からないけど、本当に気持ちよくなっちゃって、そこからは「どうでもいいや」ってなっちゃって(((^_^;)
「どうでもいい」っていうのは、間違えずにやろうとか、上手くやろうとかじゃなくて、ここからは感性とかノリ、流れに任せて、その場の感覚で演じていけばいい流れができるんじゃないかと、たぶんそんな風に思ったんじゃないかな。


最後の伯父の家に着いてからは、これは楽屋で弥太郎兄さんと打ち合わせしていて、兄さんが「結構ゆっくり間を持ってやるよ。」ってやり取りがありました。これまでの流を断ち切ってくれたお陰で、間で遊ぶことができて良かったです☆良いやり取りになったと思います(^∇^)



酔う演技も難しくて、酔いすぎると泥酔状態で品もなくなってしまいます。型も崩せれば良いけれど崩しすぎるとグダグダになってしまいます。このボーダーラインを見極めるのが難しい。自分が思うほど酔わなくて良いというか、「酔った体(様子)」で充分と思います。リアルに酔った演技をしちゃダメかなと。これは経験ですね。僕もこれまで何度も酔う演技をしましたが、毎回反省です。
今回は今まで一番良い酔い具合だったと思います(*≧∀≦*)
ただ型がどこまで崩れてたか。ちょっとビデオを見て振り返りたいと思います。


正直、思った以上の出来だったので良い結果が出せたと思います。また、お素人さんで『木六駄』をされた方も何人かいらして、一緒にお稽古したり意見を交わしたり、解釈を教わったり、僕も茶屋役をさせて頂いたりと、勉強する場所が沢山ありました。それは本当に有り難いことです。感謝申し上げます。

たぶんあと5回くらい上演すれば、モノにできるかなと。でもそこからがスタートであとは練って練って練って・・・という作業をして高めていきたいと思います。いつになるか分かりませんが次回の『木六駄』にご期待ください☆


◎  子供たちと『扇作り』体験♪  



昨日はこども劇場いたばしでワークショップ。いつもとひと味違うのは『扇作り』!!
配布した白い扇に、みんな思い思いの絵を描きお土産に持って帰ってもらいます(^∇^)可愛らしい物や驚くようなデザインのもの。みんな個性的です☆

せっかくなので、扇を使った狂言の型を体験してもらいました♪そして最後はじゃんけん。ただのじゃんけんではなくて、笑う型はパー。驚く型はチョキ。泣く型はグー。優勝者は小学生の女の子。僕が描いたオリジナルの扇をプレゼントしました(^∇^)

「これをそなたへおまそうぞ」と僕が言うと、女の子が「有難う御座る」といって授与式を行いました~(*≧∀≦*)カワイイ!!家で使ってくれると嬉しいです♪12/4(日)は成増アクトホールで狂言『寝音曲』『靭猿』を上演します!!ご興味ある型はぜひいらしてください~♪

そして今日はシテ方喜多流の公演で、能『班女』のアイ狂言を勤めました。5月に演じた狂言『花子』のパロディーですね。遊郭の女将さん役ですが、貫禄が出せなかった事が悔やまれます。初役で気付いたのだけれど、花子と女将さんは長い付き合いがあったのね。「幼いときから童が方へ置いて~」とあるので。きっと女将さんは信頼してた、可愛がってた人、または慕っていた人に少し裏切られてしまったんじゃないでしょうか。やるせない女将さんの気持ちを考えてみました。怒るだけが女将さんじゃないかなと。

それが終わってこれから文化庁巡回公演で大阪へ向かってます。大阪の子供たち。きっと強者なんだろうな(((^_^;)笑いに厳しそう!!!しっかりと「笑い」について学んできます(笑)

◎  『吉左右会』を終えることができました。 

一昨日の自主公演『第15回吉左右会』はお陰さまで賑やかに終演することができました。終演後にロビーでお見送りしましたが、皆様の笑顔がとても嬉しかったです♪

早くも15年。またこれからの15年も皆様とご一緒に歩み続けて参りたいと思います。これからもご支援ご声援よろしくお願いいたします。

さて僕はというと、名曲『木六駄』に体当たりで演じました。粗削りな部分もあった事は隠せず、でもそこは年齢の壁でもあろうかと思います。もう少し年を重ねて人生経験をして丸みを帯びてから味のある『木六駄』を演じていきたいです。

そんな中でも、ふと素になる部分というか、型を崩しても型として表現できる自分がいたりして、これはやっぱり何年も目指して来たところなので、恥ずかしながら自分の成長をみてとることができました(^∇^)なにより演じていて楽しい時間でした(笑)
また『木六駄』の振り返りをblogで紹介しますね♪


お見送りするときには、皆さん声をかけて下さって、こんなにも感激してくださることに僕も嬉しくなりました。ああ、プロってこういうことなのかなと。やはりこういう仕事をしていて思うのは、感動してもらったり喜んで下さいますが、そうさせなくてはならない仕事だということです。じゃないと舞台に立つ意味がない。最高のコンディションで最高のモチベーションで最高のパフォーマンスを見せる。常に最高を見せる。精進したいと思います。


また次回、お目にかかれることを楽しみにしております!有難う御座いました☆

◎  第15回 吉左右会のお知らせ 

おかげさまで15周年!
大藏吉次郎芸歴60周年!教義芸歴30周年!!
今年も自主公演「吉左右会(きっそうかい)」を催します!
今年も皆様に笑って楽しめる演目を並べました!テーマは「チャンスはピンチ!!」どんな危機的状況に追い込まれても、知恵と勇気と実行力で切り抜ける各登場人物の姿をご覧ください!!私たちと一緒に楽しい時間を過ごしましょう!皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております。
 



平成28年11月25日(金) 18:30開演 渋谷セルリアンタワー能楽堂
 
 ●とき:平成28年11月25日(金)
 
●時間:午後5時45分開場  午後6時30分開演
 
●場所:セルリアンタワー能楽堂 (東京都渋谷区桜丘町26-1)
 
●チケット(全席自由)
  一般5000円(4000円) 学生3000円(2500円) ペア8000円(前売りのみ)
  ※( )内は後援会割引です
  ※後援会については以下のページをご覧ください。
   「大藏吉次郎家後援会」http://kichijirou-kyougenkai.jp/fanclub/
 
●お申し込み方法① 電話
  大藏流吉次郎狂言会(03-3329-1835)に電話して申し込む
 
●お申し込み方法② メール・ファックス
  1、申込者氏名 2、性別 3、住所 4、電話番号
  5、チケットの種類  6、チケット枚数
  上記の内容をご記入のうえ大藏流吉次郎狂言会宛に送信して下さい。
  ・FAX 03-3329-5511
  ・mail info@kichijirou-kyougenkai.jp 
 
●チケット代のお支払い方法
  お申し込み頂きましたら、チケットと振込用紙が届きますので1週間以内に指定の口座にご入金ください。当日受付にてお支払い頂く事も可能です。その際はお申し込みの時にお申し付けください。
 
●お問い合せ
  大藏流吉次郎狂言会 03-3329-1835  info@kichijirou-kyougenkai.jp
 
●主催 大藏流吉次郎狂言会
●後援 大藏吉次郎家後援会
 
 
●番組
【おはなし】大藏教義 
 
【末廣かり(すえひろがり)】
 果報者/宮本昇 太郎冠者/大藏基誠 すっぱ/大藏吉次郎
 
【惣八(そうはち)】
 料理人/榎本元 出家/善竹富太郎 有徳人/吉田信海
 
 ――休憩―――
 
【木六駄(きろくだ)】
 太郎冠者/大藏教義  茶屋/大藏吉次郎
 主人/上田圭輔 伯父/大藏彌太郎
 

◎  狂言LABO in 柏 実験報告書 



開催日/2016年11月3日(祝)
天気/快晴
場所/旧吉田家住宅歴史公園
サイト/ http://former-yoshida.jp/
参加人数/50名(満員)
実験内容/古民家でどれだけの臨場感がでるのか!また親子参加でどれだけ子供がきてくれるのか!?

ーーーーーーーーーー




心地よい秋風が芝生の上を通りすぎる。
ここは柏市にある旧吉田家住宅公園。昔は醤油醸造で栄えた吉田家のお屋敷であり、今回の『狂言LABOin柏』の会場である。

そもそも『狂言LABO』を目黒のHUB TOKYOで催していた時に参加してくださった方が今回のホストとなり、この情緒溢れる会場を提案して下さいました(^∇^)ほのぼの~って感じ♪

お座敷の広さも十分。庭がとても美しく、下見の段階で庭をテーマにした演目『萩大名』にしようと即決でした(笑)そして家族でも楽しめる『附子』の2番を企画。




ーーーーーーーーーー
進行①「狂言」についてレクチャー

柏初上陸の『狂言LABO』。参加者も初めての狂言であろうということで、「鑑賞の仕方」をレクチャー。
狂言が650年前に大成された演劇で、世界で一番長く続いているお芝居であること。その多くは喜劇でありながらも、人としての生き方を教えてくれる人間讃歌のお芝居であるということ。子供にも大人にも分かるように、幼稚にならずでも大人にならずの話し方が難しかったけど、子供たちもフムフムといった感じ(笑)




ーーーーーーーーーー
進行②実技を交えてレクチャー

何もない舞台で演じるので、擬音や照明などは台詞や動作で表現すること。それらを実技を交えて紹介し、また子供向けに登場人物を当てるクイズをしました。人間はともかく、神様や動物、精霊までも登場する狂言の面白さですが、意外や意外。子供よりも大人が夢中になっちゃって、子供たちにまけじと大きな声で解答してました(笑)良い光景でした☆
動物の動きを実演して見せると、子供も大人も大変喜んでくれました♪






ーーーーーーーーーー
進行③Let's try!盃の体験!

誰もが親しめる体験として、よく狂言のワンシーンである「盃」の動きを体験してもらいました(*´∀`)
みなさんには扇の代わりにパンフレットを持ち、注ぐ役と飲む役に分かれ、注ぐ人は「それそれそれ・・・」飲む人は「オ、オ、オオオオ・・・」といった具合で(笑)みんな上手にできました!そしてとっても楽しそう(*≧∀≦*)これなら日常でもできますね☆
こういうのが出来るのも、お座敷ならではかなと思いますし、なによりお屋敷の木の温もりがそうさせるのか、アットホームな雰囲気だったからこそ、お隣同士、知らない人でできたのではないでしょうか。



ーーーーーーーーーー
進行④「萩大名」と「附子」の前説

鑑賞前に、かなり詳しく解説を。「萩大名」とても面白いお話しだと思いますが、少し慣れていないと分からない事もたくさんあるのが残念でもあります。日本庭園をテーマに歌を詠むのも、すこし理解が必要。そのカンニングを読み解くのも理解があれば爆笑できるはず!ということで、かなり詳しく解説しました。そのお陰で鑑賞時はとても笑いの絶えない最高の時間になりました(^∇^)



ーーーーーーーーーー
進行⑤「萩大名」「附子」楽しむ!

実は、両演目を短縮して上演しました。というのも、通常バージョンで上演してしまうと「何が面白いんだろう??」と、せっかく理解できて楽しくなるであろうはずが、すこし難解な場面に出くわしてしまったために、「やっぱり難しい」と思われてしまうのを避ける為です。本舞台では本舞台の、それ以外にはそれ以外の、また見巧者と初心者と、ターゲットに合わせた上演の仕方もあって良いのではないかと思った次第です。どちらが正解かは分かりませんが、ちょっと実験してみました。
もちろん、つじつまを合わせないとおかしいですから、その辺りは綿密に打ち合わせをしましたよ(^∇^)能楽研究家の先生もいらしておりましたが、不自然でなくてよかった、狂言LABOのような入門編ならあっても良いと思うと、感想を頂きました(*≧∀≦*)

柔軟に柔軟に。そして今は楽しさを追求し共感してもらう工夫をしていきたいですね~☆







ーーーーーーーーーー
実験結果
上演後の懇親会でお客さんから感想を聞くことができました。古民家というロケーションがとても良かったという意見がとても多かったです。また、「萩大名」では庭が実際に存在すること、お座敷だったため「附子」では本当に太郎冠者と次郎冠者が飛び出してきたように感じたなど、臨場感溢れる舞台になりました♪♪また子供たちもたくさん笑い、楽しんでくれたようです(*≧∀≦*)子供がいることで客席も柔らかい雰囲気になるようです☆
短縮バージョンでも違和感なかったけど、通常バージョンも見てみたい。能楽堂にも行ってみようかな☆など嬉しいお話しもありました(^∇^)/

僕もやって良かったな~O(≧∇≦)Oと思えるイベントでした☆ホスト役をしてくださった波木さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました♪♪♪

皆さんの平和と幸せを願ってます(*^^*)fin


◎  「Heart of KYOGEN in NYC」2-stages 

Fri, Oct 21, 2016

「Heart of KYOGEN」 2夜連続公演。


大藏教義 heartofkyogen 狂言 ニューヨーク 大藏教義 heartofkyogen 狂言 ニューヨーク

▲配布されたチラシ(ポストカード)


大藏教義 heartofkyogen 狂言 ニューヨーク 大藏教義 heartofkyogen 狂言 ニューヨーク

▲当日配布されたパンフレット


パブリックな公演としての「Heart of KYOGEN」。

場所は、Tenri Culture Institute。とても良い空間ですね(*´ω`*)好き☆

スウェーデン(だったかな?)の方の作品の衣装がかかって いますが、なんだかうまい具合に溶け込んでますよね(#^^#)空間が柔らかい。


大藏教義 heartofkyogen 狂言 ニューヨーク


この公演のためにやってきたわけで、また8月もこの公演のために東京で催したわけで。ついにここに来たか~と思ったら、物凄くドキドキして緊張しちゃって(^_^;)そしたら、Noh Societyの主催者であるブテイエ節子さんが「大丈夫よ」と言いながら僕の背中を手の平でさすってくれて(笑)なんだかほっこりと温かさが伝わってきて、心がじんわりとしたのを覚えています。実はそれが今回の一番の思い出だったりして(´∀`*)ウフフ 僕の中で、節子さんはNYの母さんです☆彡



少し我を取り戻して、いざ舞台へ。小舞からの流れで、狂言調で「Good evening!」でしっかりとお客さんのハートをキャッチ( `ー´)ノyes! 今回は能や狂言、または他の伝統芸能や武術にも存在する「型」についての話を中心にレクチャーを進めていきました。


喜劇でありながら、なぜ「型」があるのか?私達日本人にしたら「ふーん」とか「まぁそういうもんだよね」とか、なんとなく遺伝子の中に存在する理屈抜きで理解できる事だと思うけど、海外向けにそこをまとめながら話を進めて行きました。実際は、理由なんかないのだろうけど。


大藏教義 heartofkyogen 狂言 ニューヨーク


そもそも「芸能」の原点は、日本神話の「天岩戸伝説」でアメノウズメノミコトが天岩戸に隠れてしまった天照大御神を岩戸から出てきてもらうために踊ったのが始まりとされています。これが神楽になっていくわけですが、神に捧げる舞や踊り、芝居、音楽などを芸能と呼ぶわけです。

狂言はこの芸能の面も持ち合わせているので、ただのエンターテイメントではないよ。ということと、長い年月の間に、いろんな影響を受けて吸収してきました。そのひとつが武術であると。だから構えが腰を落としたスタイルで、常に体の中心線を意識して動くのであると。また禅の影響もあるから、必要最低限の動きで色んなことを表現するのだという事。そんな事を話して、実技紹介へ。


何もない能舞台の上で、扇一本でノコギリを表現したり、戸の開け閉め、紙を破く音、お茶碗を割る音、鐘を撞いた音、雷の音・・・。日本語のもつ擬音とそれを表現する型。また各動物たちの紹介。みーーんな演じる度によく笑って下さいますね(*´ω`*)ヤッタァ これは全国共通なのかしら?自信がもてました(`・ω・´)ゞ


大藏教義 heartofkyogen 狂言 ニューヨーク


そして笑い・泣く・怒る・驚くの感情表現。日本でもやってますが、これも全国共通の鉄板ネタですね~。でも多分だけど、お客さんは日本人よりシビアだから、やっぱり芸で納得させないとムズカユイ顔するのよね(;^ω^) 実際、レクチャー中には最前列にいた高年齢のご夫妻は…でした。でも実技にはいると、目を開いて喜んでいました。僕らはアクターだから、そうじゃないといけないと思うんですよね。日本人は優しかったりするから、ゆるされちゃう部分が沢山あります。僕はもっとこういった場で「技」を磨いて行きたいと思いました。素を磨くというか、何を表現できるかとか、もっとハングリーにね!


大藏教義 heartofkyogen 狂言 ニューヨーク



舞台の事はあまり覚えてないけれど、とにかくお客さんが多くてびっくりでした。初日は、60人規模の小スペースに人がびっしり!!遠くに立見の人も見えるけど気のせい?あとで聞いたら、もともと満員だったけれど当日にいらしたお客さんも多かったそうで、結局70人以上のお客さんになったとか(;゚Д゚)マジ⁉ NY滞在中の4日間でおよそ500人の方に楽しんで貰えたようです☆


また、通訳はJanetさんとYumikoさん。とっても助けられました!いろいろと台本を考えて行ったのですが、お二人が完璧に訳して下さったので、最後の方はほぼ頼りっぱなしで、好き勝手喋ってました。本当に良い出会いを頂きました\(^o^)/


大藏教義 heartofkyogen 狂言 ニューヨーク

▲最後に関係者スタッフと記念撮影


狂言の魅力。十分楽しんで頂けたと思います。

主催・制作NohSoietyの節子さん、そしてお手伝いおよび適切なアドバイスを下さった万葉さん。みんな思い思いの考えを出しあい、持てる力、思いつくベストな方法で上演しました。決して僕たちの力だけではありません。私達は役者だから遠くへはいけない。コーディネーターあってこその今回のツアーでした。色々と準備するのに大変だったと思います。お二人には心から感謝申し上げるとともに、益々のご発展をお祈り申し上げます。


Noh Society ホームページ

http://www.nohsociety.org/


●おまけ:NYの新聞にたくさん掲載して下さいました(^^)/

大藏教義 ニューヨーク公演 狂言 heartofkyogen 大藏教義 ニューヨーク公演 狂言 heartofkyogen 大藏教義 ニューヨーク公演 狂言 heartofkyogen



◎  「Heart of KYOGEN in NYC」4th day - Vol,2  


10.22.2016 「KYOGEN OF KIDS」子ども向けイベント。

Tenri Culture Instituにて。


子ども向けとして開催した「KYOGEN OF KIDS」。

色んな所から子ども達も集まってきてくれました。中でもブルックリンにある日本語学校の子ども達も先生と一緒に遊びに来てくれました!


大藏教義 狂言 ワークショップ ニューヨーク


いつも使ってるパワポを改造して、ニューヨークバージョンに!

自由の女神がいます(笑)わかるかな?

聞いた話だと、「柿山伏」が教科書に載っているんだって!しかも英語で!!日本の小学校6年生の教科書にも載っているんですよねw

って事で、急きょ「柿山伏」を上演(≧▽≦)みんな喜んでくれました~♪♪♪


大藏教義 狂言 ワークショップ ニューヨーク


大藏教義 狂言 ワークショップ ニューヨーク



登場人物クイズでは、いろんなキャラクターに驚いたり、実演すると笑ってくれたり(*´ω`*)親御さんたちも身を乗り出して考えたりして(笑) こちらがほっこりする場面でした。

そして最後はみんなと一緒に写真撮影☆彡

友達がプレゼントに手拭いをくれました!サプライズ!!

ありがとう~ヽ(^o^)丿


大藏教義 狂言 ワークショップ ニューヨーク


◎  「Heart of KYOGEN in NYC」4th day vol,1 

10.22.2016 Lyceum Kennedy International Schoolにて。


海外版の学校狂言ですね!

日本語学校なので、日本語で。とは言え、不得意な子も。色々と大変だな~。と思ったり、言語ってなんだろう?って考えたり。家庭での教育こそ一番大事なのかかなと思ったり。刺激的でした。


大藏教義 狂言 子ども ニューヨーク


とりあえず盛り上がる!!盛り上がる!!!盛り上がる~~~~~~!!!

大ちゃんも、大きな声を出して応戦!!!!

そうするとまた子ども達が

盛り上がる~~~~~!!!!!

傍から見ていて笑っちゃった(≧▽≦)

でも、子供たちのダイレクトな反応に僕たちが楽しませてもらいました(笑)


大藏教義 狂言 子ども ニューヨーク

»Readmore



back to TOP